手のアーチ ―利き手構造の不思議- [整体マニアック]
手にも足同様、アーチがあり、縦アーチの他、中手骨が作る横アーチ(遠位横アーチ)と、
手根骨が作る横アーチ(近位横アーチ)があります。
縦アーチは、第2・第3手根中手関節から中手指節関節を通り指先の並びで形成されます。
遠位横アーチは、斜めのアーチと呼ばれる事もあり、固定された第2・第3中手骨を中心に、
可動性の大きい第1中手骨と第4・第5中手骨が包み込む様にして出来た
中手指節関節の並びで構成されたアーチで、私が
手のアーチの中で一番重視しているものです。
近位横アーチは、手根骨の並びで構成され、強固で
動きが少ないアーチとなります。
手のアーチにも、足のアーチと同様に、中手骨のアーチが潰れ、指の間隔が空き、
横に広がる側と、指の間狭くなり、中手骨頭がゴツゴツと甲側に凸する側があります。
非重心側の手は、利き手構造となり、伸筋緊張傾向となっています。
利き手として一番重要なのは〝物を握る〟と言う動作ですが、
物を握る動作は、手首が伸展〔背屈〕している時に、その力が
効率よく働くのです。
屈曲〔掌屈〕位では、強く握れませんね。
利き手となる事の多い非重心側の手は、手首を伸展〔背屈〕する筋肉である
手根伸筋が緊張し、握る力が最大限に発揮される構造になっているのです。
その為に、非重心側の中手骨の横アーチは大きく、
手根骨の横アーチは 重心側に比べて小さくなっているのです。
足も同様で、動かずにi立っている時は重心側の足に重心が掛りますが、
歩く時は、非重心側の足は足趾が屈曲し―手を握るような形-
となり、推進力となっています。
その力を、足関節伸展〔背屈〕に働く、前脛骨筋や長趾伸筋が担っているのです。
「利き手が伸筋緊張なら、物を握る機能自体は、重心の手に劣るのでは?」
と言う疑問がわきますが、物を握るのは、母指・小指対立筋・内転筋
による所が大きく、これらは非重心側緊張です。
指の伸展筋は、指先を伸展する筋肉で、非重心側で緊張傾向にありますが、
指を使う際に、指先は反らして使う事が多いですね。
指の伸展も、反らすと言う意味合いで、利き手構造の一環を担っている様です。
パソコン操作や スマホの指使いを見ても、その傾向がありますよね。
ただ、近年、利き手―非重心の手―の使い過ぎ
により、伸筋過緊張傾向となり、
アーチバランスが崩れる事により、
同側の腱鞘炎、手首や腕の痛み、肩・肩甲骨周りの痛みが増加傾向にあります。
手をよく使われる方で 症状を感じ始めたら、〈手のアーチバランス〉をチェックして
調整する事をお勧めします。
当院の〈手・足のアーチバランス整体〉は、健康保険の対象外です。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
お知らせ 10月号予告通りでは 40歳代~向けの健康情報雑誌に『セルフ腱はじき』が掲載されます! [夢21]㈱わかさ出版 12月号 11/2(土)発売 特集 「手・肩・首 の しびれ・痛み」にて ―ばね指・腱鞘炎のセルフ腱はじき―という内容で、考案しました施術法の 記事を5ページにわたって掲載して頂けます♪ -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
手根骨が作る横アーチ(近位横アーチ)があります。
縦アーチは、第2・第3手根中手関節から中手指節関節を通り指先の並びで形成されます。
遠位横アーチは、斜めのアーチと呼ばれる事もあり、固定された第2・第3中手骨を中心に、
可動性の大きい第1中手骨と第4・第5中手骨が包み込む様にして出来た
中手指節関節の並びで構成されたアーチで、私が
手のアーチの中で一番重視しているものです。
近位横アーチは、手根骨の並びで構成され、強固で
動きが少ないアーチとなります。
手のアーチにも、足のアーチと同様に、中手骨のアーチが潰れ、指の間隔が空き、
横に広がる側と、指の間狭くなり、中手骨頭がゴツゴツと甲側に凸する側があります。
非重心側の手は、利き手構造となり、伸筋緊張傾向となっています。
利き手として一番重要なのは〝物を握る〟と言う動作ですが、
物を握る動作は、手首が伸展〔背屈〕している時に、その力が
効率よく働くのです。
屈曲〔掌屈〕位では、強く握れませんね。
利き手となる事の多い非重心側の手は、手首を伸展〔背屈〕する筋肉である
手根伸筋が緊張し、握る力が最大限に発揮される構造になっているのです。
その為に、非重心側の中手骨の横アーチは大きく、
手根骨の横アーチは 重心側に比べて小さくなっているのです。
足も同様で、動かずにi立っている時は重心側の足に重心が掛りますが、
歩く時は、非重心側の足は足趾が屈曲し―手を握るような形-
となり、推進力となっています。
その力を、足関節伸展〔背屈〕に働く、前脛骨筋や長趾伸筋が担っているのです。
「利き手が伸筋緊張なら、物を握る機能自体は、重心の手に劣るのでは?」
と言う疑問がわきますが、物を握るのは、母指・小指対立筋・内転筋
による所が大きく、これらは非重心側緊張です。
指の伸展筋は、指先を伸展する筋肉で、非重心側で緊張傾向にありますが、
指を使う際に、指先は反らして使う事が多いですね。
指の伸展も、反らすと言う意味合いで、利き手構造の一環を担っている様です。
パソコン操作や スマホの指使いを見ても、その傾向がありますよね。
ただ、近年、利き手―非重心の手―の使い過ぎ
により、伸筋過緊張傾向となり、
アーチバランスが崩れる事により、
同側の腱鞘炎、手首や腕の痛み、肩・肩甲骨周りの痛みが増加傾向にあります。
手をよく使われる方で 症状を感じ始めたら、〈手のアーチバランス〉をチェックして
調整する事をお勧めします。
当院の〈手・足のアーチバランス整体〉は、健康保険の対象外です。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ
- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
お知らせ 10月号予告通りでは 40歳代~向けの健康情報雑誌に『セルフ腱はじき』が掲載されます! [夢21]㈱わかさ出版 12月号 11/2(土)発売 特集 「手・肩・首 の しびれ・痛み」にて ―ばね指・腱鞘炎のセルフ腱はじき―という内容で、考案しました施術法の 記事を5ページにわたって掲載して頂けます♪ -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404 円
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村