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人間の身体構造の 凄さと脆さ [整体マニアック]

整体において、左右対称的な体がバランスが取れて良いとされてきました

ところが、沢山の腱鞘炎の方の手や、踝の痛みのある方の足の腱を弾くうちに、
手のアーチ・足のアーチが左右で全く逆になる事に気付きました。

人間の身体と言うのは、建物や家具と違って、安定と動き〔機動力〕の両方を
兼ね備えていなければなりません。
左右対称であれば、安定と言う意味では完璧ですが、日常生活において
その機能性は低下します。
利き手・利き足、支え手・軸足のそれぞれの役割があって
日常の動きが機能します。
関節においても同じです。上肢も下肢においても、幾つかの関節がある為に、
安定と動きを兼ね備えた機構が必要となります。

例えば、肩の関節から、指先の一つ一つの関節に至るまで、骨は関節を境にして
互いに逆方向に捻じれてバランスを取っております
動かし易さと云う関節の機能が保たれながら、安定性も保持されているのです。
しかし、この捻じりながらバランスを保つと言うのは、非常に微妙な機構で、
何かの原因により、アンバランスを起し易い造りとも言えます。

さて、冒頭の手のアーチ・足のアーチが左右で全く逆になる事に付いてですが、
手足のアーチが潰る側― 軸足・支え手構造側は、屈筋が緊張しています
手足のアーチの大きい側―利き手・利き足側は、伸筋が緊張しています

ここで、一つ大切な事があります。解剖学の教科書、医学書の人体図、
鍼灸の経穴〔ツボ〕図等、どの図を見ましても、
人の身体の正面から描いたものは掌を見せる形になっています
私の治療室の壁に掛かっている解剖図や解剖チャートもその形です。
人体図2.png

これが、身体の基本の形を教えてくれます。
人体図.png

無題.png

要するに、上肢は屈筋(関節を曲げる筋肉)を前側にして描かれ
下肢は伸筋(関節を伸ばす筋肉)を前側に描かれています

これを整体の骨の歪みに当てはめると、利き足側の下肢の伸筋が緊張している為
骨盤(腸骨)は前傾(伸展)し、上肢は支え手側の上肢の屈筋が緊張している為
肩甲骨は前傾(屈曲)します。

この理由により、腸骨の前傾側と肩甲骨の前傾側は逆側になります
この為に、歩く時に、足と手が逆側が前に出るのです
同時に、利き足側となる事が多い右側の腸骨は前傾し、右の肩甲骨は後傾する、
軸足となる事が多い左側の腸骨は後傾して、左の肩甲骨は前傾します。

身体は、この様にしてバランスを取っています。
しかし、例えば、同じ側でマウスを握り続ける、スマホを握り続ける、
アクセル・ブレーキを踏み続けるという 片使いをする事により、
一つのバランスが崩れると
全てのバランスが崩れるのが身体の脆さであり、弱点なのです




当院の〈手足のアーチ整体〉や〈腱はじき術〉は、健康保険の対象外です。





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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院   058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/ 

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