顎の腱を緩めるとめまい・耳鳴りが楽になる―歯ぎしりの原因をはじいて緩める：岐阜市　マサゴ整骨院刊　健康小事典：SSブログ

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顎の腱を緩めるとめまい・耳鳴りが楽になる―歯ぎしりの原因をはじいて緩める　[オリジナル治療法] [編集]

腱を弾いて筋肉や腱のけいれんを緩める方法は、関節や筋肉など
運動器系の疾患にしか効果が無い　と思われる方も多いのでは。

年末年始の多忙やストレスにて、この時期、めまいや耳鳴りが発生して
来院される方が続きました。
このような方にも、腱を弾く方法は実によく効きます。
今回はそんなお話です。

首や肩のこり、頭痛はもちろん、めまいや耳鳴りは、
歯ぎしり(ブラキシズム)との関係が深いようです。

広義の歯ぎしりには、上下の歯を強く噛んだ状態で横に滑らせ擦り合わせる
「グラインディング」と呼ばれるもののほか、パソコンの作業中、集中して
物事をしてている時、ストレスを感じる時に強く奥歯を噛み込む
「クレンチング」、歯をカチカチと鳴らす「タッピング」があります。

「クレンチング」につきましては、パソコンやスマホのやり過ぎ症状の
原因として、その病理や対処法を
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
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「グラインディング」は一般的に言われている歯ぎしりとして、
よく知られていますね。
上下の奥歯を強く噛んだ状態で、ギリギリ・ギシギシと横に滑らせ
擦り合わせる動きをいいます。

実は、朝起きた後にめまいがする人、耳鳴りがする方は
この「グラインディング」が原因となっているようです。
咀嚼筋のうち「クレンチング」が咬筋という
筋肉の仕業であるのに対して、
「グラインディング」は、外側翼突筋(という筋肉が絡んできます。
この筋肉は、奥歯を噛んだまま横への動きをするための筋肉で、
食べ物を磨り潰す時に働きますが、歯ぎしりにより痙攣を起こしてきます。

「グラインディング」は、眠っている時に起こることが多いので、
朝起きた時に調子が悪いことが多いのです。

外側翼突筋は、平衡器官である内耳を包んでいる側頭骨に付着し、
痙攣すると側頭骨を歪ませます。

また、蝶形骨という頭蓋骨の底部を形成する骨に付着するため、
脳に行く血管にも影響を与えるのです。

外側翼突筋は、深部にあるため口の中からしか刺激できないといわれていますが、
腱は痙攣すると硬く浮いてくるので、ちょっとしたコツを使うと、
耳の前のくぼみのあたりで、自分ではじくことができます。
この方法を使うと指ではじくだけで、自律神経系をコントロールできます。

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