腱を弾いて復活！　介護リフォームによるエア段差で傷めた私の膝　：岐阜市　マサゴ整骨院刊　健康小事典：SSブログ

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腱を弾いて復活！　介護リフォームによるエア段差で傷めた私の膝　　[オリジナル理論] [編集]

「脇見でなくて、前ばかり見ていたら足元が凹んでいたの気が付かず・・」
「初めてのお店のドアが思わぬ軽くて勢い良くて制御が利かなかった」
「目測を誤って、ぶつけてしまいました」など
たまに、この様な傷め方をして来院される患者さんもおられます

私めも　情けない原因により　膝の痛みに悩まされています

突然、高齢の母と同居になり、支障となっていました、水回りの仕切段差を
平らにリフォームする事になりました。

「とっても楽　ありがたい♪～」　と　直ぐに馴染んで　喜んでいる母には
そこに段差が有った記憶も感覚は全く無かったかの様な身のこなしです。

しかし、私はというと、長年しみついた段差のある感覚がしっかり脳に
インプットされており、段差が無くなったのに、段差を跨ぐ動作をしてしまって
空足を踏み、エア段差が原因で膝を傷めてしまったのです

立ち上がりの時に膝がポキポキと音を立て痛みが出て、立ち上がるのに一苦労。
時々、筋肉が引き攣って足を引きずる事も。

膝関節症というと、軟骨が摩り減ったり、骨が変形するイメージが強いですが、
殆んどの場合、最初は、膝周りの腱のコリ、シコリから始まります。

その　コリ、シコリにより、
膝が曲がったまま伸びなくなると、軟骨が摩り減ります。
立つと爪先が内を向くО脚気味の人は、内側の軟骨に負担が掛りますが、
私の様な爪先が外を向く外重心の人は、膝の外側に負担が掛る事で、
膝の外側の筋肉の腱が痙攣するのです。

しかし、膝の過伸展によって傷めた外側広筋や腓腹筋の外側頭の腱を弾くと、
関節の動きがスムーズになり、痛みが引いていきます。
跛を曳いて来られた患者さんが、施術の帰りにはスタスタ歩いて帰られるのを、
自ら体験して実感するに至りました。

洋式トイレで用を足した後、立ち上がり時に母の支えにとなる様に
レンタルにて設置した手すりの頑丈な脚が、家人には母との身長差が有り、
迷惑な位置で邪魔になるようです。

これが災いとなり、躓いてあわやの転倒の惨事になりかけた事が
キッカケで、手すりも設置型ではなく、壁に取付け様式での
リフォームをするに至りました。

介護される側にとっての快適・安全と、介護する側の不快・危険のギャップ
も思わぬ形で発生するのだな　と　エア介護でなく、リアル介護ならではの
実体験をしました。

しかし、まだまだ色々これからも起こるんでしょうね～・・

今日11/11は、介護の日だそうです。それに因んで、介護の話をもう少し。

当院も、私と同世代の患者さんが多く、私同様　介護真っ只中で来院される
患者さんとは、最近、介護に関するもっぱら愚痴で盛り上がってしまいます。
アクシデントで振り回されたりした疲れで、治療室に入るや否や　
「ちょっと、聞いてよぉ～」　と溜め息と共にからはじまられる方、

デイサービスやショートステイ、介護保険の話題に、　
「いまのところ要支援ですが、先生のお母さんの体験話が参考になります」
等と、口下手な私の話も喜んで聞いて頂けています。

役立ちそうなアドバイスをするより、先ず愚痴を聞いて同調・共感するだけで、
ストレスが緩和され、何となく安心されるものなのですね。

私の母や、亡き父や祖母の話をする事で、自分だけではないのねと思って
頂けるのが、介護をする者にとって一番であると、しみじみ感じています。

介護をされていると、個性･性格･環境等によって違う苦労、問題も同時多発は
当たり前、マニュアル通りにいかない、正解不明、そんな日常を過ごす訳です。

患者さんの悩みを聞かせてもらいながら、ストレスの影響により症状が発生した、
このカテゴリーの患者層に合わせられる施術方法にも繋がっています。

今週も、そんな方々にお越し頂けました。
腱賦活術の効果により、私の膝も復活しつつあり、
普通に動いて施術ができました