腱を弾いて交感神経のスイッチを切る　―体の力が抜けない人のために：岐阜市　マサゴ整骨院刊　健康小事典：SSブログ

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腱を弾いて交感神経のスイッチを切る　―体の力が抜けない人のために　[オリジナル治療法] [編集]

年度替わりのこの時期、多くの仕事に追われている方も多いのでは。
気を張って頑張り続けると、交感神経のスイッチが切れなくなりますよ！

このような人には、体に無駄な力が入る、力を抜こうとしても抜けない
といった現象が見られます。
ストレスや、パソコンや運転で同じ姿勢をとり続けることも一因のようです。

リラックスしようとしても交感神経が緩まないので、体が休まらずに
疲れが蓄積していきます。

歩き過ぎた時に「足が棒になる」と、よく言われますが、
交感神経が緩まない結果、様々な症状を発して来院された時には、
まさに、身体が“棒のような状態”です。

あたかもロボットの如く、きごちなく鋭角な動作をとり、滑らかに動けなく
なっておられるのです。

この様に、やたらと力が入る人、力を抜く様にすれどもかえって力が入る、
術者が動かそうとすると綱引きをするが如く動きを止める、あるいは自分で動かす・・
時間だけが過ぎても、施術の効果は一向に入らず、治療師が手を焼くタイプです。

これらの人は、交感神経のスイッチが切れず、身体が常に戦闘モードに
なっているのです。

交感神経のスイッチが切れずに疲労が蓄積している事は、
忙しさのあまりに気付かず、ある日突然動けなくなるという事態になる
危険があります。

忙しさが一段落した時や、休みの日に一気に症状が出る事もあります。
交感神経が緊張したまま、休養して動かないでいると、固まってしまうようです。

忙しさの合間に、最低でも一段落つきかけた時に、交感神経のスイッチを切る
事が必要となりますね。

又、体の力が抜けない人は、治療師側も注意を要します。

当院では、先ず、身体の歪み検査をして体のタイプを判定する訳ですが、
この様な　力が抜けない状態で初めて来院されると、歪みの勉強を始めた
当初は、本来の歪みの逆のタイプと見誤ってしまう事がありました。

研究を重ねるうちに、交感神経の緩んでいるリラックス状態と
筋出力が働いている交感神経のスイッチオンの状態では、
骨格・関節や筋肉の状態が全く逆になる事が解ったのです。

ガニ股の人が走ると踵が内に入ったり、座るとねこ背の人が〔気を付け！〕
の号令をかけられると、腰が反ったりするのも、この理屈です。

これを「筋出力の法則」と名付けました。

そして、力の抜けきらない人の為に、〈交感神経のスイッチ〉を切る方法を
考案しました。
勿論施術に来て頂くのがベストですが、家庭や職場でもでも行える様に
その一部を本の中で、「セルフ腱はじき」として紹介しております。

詳しくは、私の初めての著書
『指ではじくだけで肩の痛みが治る！江戸の秘術から生まれた凄ワザ』
をご覧ください。

首や顎の腱を弾くことより、興奮していた人や痛がっていた人が
寝てしまわれる事もしばしば・・

そして、体の力が抜けた状態で、もう一度、検査をし直してみると、
「やっぱり、先程とは逆になっているね」と言う事も多いのです。

当然ですが、力が抜ける事で治療の効果も入れ易くなります。

この〈交感神経のスイッチ〉を切る方法は、本で紹介した屈筋を使うバージョンの他
伸筋を使うバージョンがあり、症状や歪みのタイプで使い分けます。
次の本を出す機会を頂ければ、詳しく書いてみたいですね。

このストレス社会、〈交感神経のスイッチ〉を切る事は、健康のカギになる
と考えます。

https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2016-02-19

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