手技による刺激の方法とマッサージ

新年おめでとうございます。

今年も健康・医療からディープな整体の考えまで、

幅広くお付き合いの程、宜しくお願いします。


日本では、手技療法の中でも

〝マッサージ〟が一番メジャーな様に思います。


病院のリハビリや整骨・接骨院の後療法の手技は、

マッサージを行う事が多い様です。

その他にも、スポーツ傷害や脳卒中の後遺症、癒しやリラックス、美容

など多方面、多くの目的でマッサージが行われています。


当院が行っている『バランス整体』の問い合わせも、

「それは、どういうマッサージですか？」｢マッサージとどう違うのですか？｣

などと、マッサージを基準としておられるので困る事があります。


皆さんのイメージしているマッサージとは、

〝揉む〟〝押さえる〟〝擦る〟と言ったものでしょうか？

これは、狭義のマッサージで、その他にも、

〝揺する・振わす〟〝皮膚を引っ張る〟〝捻じる〟

〝関節を動かす・筋肉を伸ばす〟〝圧迫する〟〝叩く〟

〝腱を弾く〟等の様々な刺激方があり、

そのうちの幾つかは、マッサージの手法として、

養成学校の理論・実技にて教わりました。


目的や部位、症状や疾病の種類によって、

その方法を使い分ける事が必要です。

神経痛や自律神経系症状には、

皮膚表面への軽い押圧や擦る刺激を用い

大脳を介する反射を用いて調整し、

筋腱による関節の運動制限の改善には、

腱を弾く、筋肉を伸ばすという深部刺激により

小脳を介する方法が適しています。


関節を締めるには圧迫、緩めるには　振せん　をします。

神経を鎮静するには圧迫、神経を鼓舞するには叩打と言われますが、

押圧も触れる呼吸・離す呼吸・方向により

力をつけたり、緩めたりのコントロールができます。


『バランス整体』はこれらの色々な刺激を使い分けながら、

様々な　体・歪み・症状・部位・状態に合わせて

調整を行う奥の深い施術法です。


昨年は、今まで効果が今一つであった 四十肩・五十肩・腱鞘炎 を、

〝腱を弾く〟という方法を応用した、即効療法を考案しました。


今年は、〝腱はじき〟に加え、

振せん、揺する という方法 を利用して、

仙腸関節をはじめとした骨結合の歪みを調整する方法を、

研究していきたいと思っています。








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タグ：マッサージ　整体　刺激法の種類