腰椎5番と中殿筋

中殿筋は、足のアーチと相関し、利き足側が緊張する形で、
重心のバランスに関わります。

解剖書では、体重が掛る側の　逆の脚の骨盤を引き上げる形でバランスを取る
と　書かれています。

又、緊張側の腸骨の前傾および離解に関わり、
腰下肢痛のほとんどのケースに関与してきます。


臀部の脚の付け根を観察すると、ベコッと凹んでいる側があるのが観察され、
中殿筋前部線維のアンバランスが確認できます。


人間は、２足で立つので、中殿筋のバランスが崩れると、中殿筋前部線維が
弛緩している側＝腸骨が後傾する側の脚に　重心が掛る様になります。



その為、中殿筋の緊張側は重心足の構造となり、足の指は横に広がって、
アーチが潰れて片脚立ちで安定する 構造となっています。



中殿筋は、腰椎5番に相関し、腰椎5番起因の腰痛では、
中殿筋に痛みが発生する事がしばしばあり、腰椎5番の調整にて解消されます。

逆に中殿筋を調整すると、腰椎5番が調整されます。
ぎっくり腰、臀部の痛み、坐骨神経痛などに効果があります。

中殿筋は、当院においては押圧調整や腱はじき術
にて調整を行って効果を上げています。

これらは、腰下肢痛を治療していくに当り、大変重要な施術となります。








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タグ：腰痛　臀部の痛み　重心足と利き足 腰椎5番に関わる筋肉