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背中の痛み [傷病と整体]

きつい背中の痛みで、「寝返りや身動きが出来なくなった」
と言って来院される方がけっこうみえます。
「ギックリ〝背中〟になった」と、新しい言葉で 
その状態を私に伝えられる方もみえます。

先日も、
「同僚の方が、クシャミをしたら 腰が痛くなって動けなくなった」
と、当院の患者さんから電話をいただき、
その方に介添えされながら来院されました。

詳しく症状を聞くと、痛みが発生しているのは 
肩甲骨下角辺りで、ご本人の痛みを訴えられる箇所
以外では、胸椎の7番の棘突起に 押さえると 
飛び上がられんばかりにされての痛い所がありました。

〝背中の痛み〟と言うと、大きく分けて肩甲骨内側の痛み と 
もう少し下部の胸腰移行部と言われる胸椎と腰椎の継ぎ目辺りと
肋間神経による痛みです。
何れも、この時期、花粉症や風邪のクシャミにより、発作様の痛みが生じる
事が多いのです。
この患者さんも、日頃から肩が凝り、肩甲骨の突っ張りを感じておりましたが、
前日に、左肩甲下角辺りの痛みに変わってきて 湿布を貼り この日も
仕事をされていたそうです。
午前中に 大きなクシャミをした途端に 激痛が走り、廊下にうずくまって
動けなくなり、呼吸もできない位の痛みが襲ったのだそうです。

この方は、以前から ねこ背で 前方に傾いた
頭の重みで 背中の筋肉が引っ張られる形で 負担が掛かり
更に、左肋骨が下垂して左肩が撫で肩の様になり、左肩や肩甲間部の
筋肉が絶えず過伸張され、筋肉が過緊張してスパズムを起こしてきます

その状態が続くと、筋肉が骨に付着する 腱 の部位にて
痙攣を起こしてきます。
普通の場合は、この状態で背中の痛みや動き難さ
を訴えて来院されるのですが、
今度のケースは、筋肉が痙攣した状態でクシャミをした為、神経にまで
響く痛みになり、激痛で動けなくなったのです。

先ず、圧痛を訴えられた過敏点 数カ所に、感覚神経の過敏を抑制する
皮内針 をテープで固定した後、
『腱はじき術』 を丹念に行い、大・小菱形筋や僧帽筋下部線維
などの腱の痙攣を解消して、
更に胸椎7と9番を、椎骨並びに神経の調整をしました。

一回目の施術後、痛みは1/3以下に緩和して、起き上がりや寝返り動作が
出来る様になり、呼吸も普通にでき、身体を二つに折り曲げなくても
歩ける様になりました。

昨日、二回目の施術終了後には、痛みを感じる事無く、スムーズに動け、
「身長が高くなった」と ご本人が言われるほど、背筋が伸び、
喜んで帰られました。

この方の他にも、肩甲間部や肩甲骨上部のコリや痛みを 
揉んだり叩いたりしてごまかしているうちに、
クシャミや何気ない動作にて 激痛に変わる例を何人も見ております。

夜間救急で訪れた病院から 「整体を受ける様に」
との指示を受け 当院に来院された方もいる位です。

神経に響く痛みが入っていないうちに来院されたら、腱はじき術にて 
筋肉の痙攣を緩めるだけでも、最悪の状況にはならない事が多いので、
我慢しないで 早めの来院をおススメします。





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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院   058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/ 

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