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肩が挙がらない場合 ―  二つのタイプ [傷病と整体]

肩が挙がらない、挙げ辛い場合、四十肩・五十肩 の様に 関節の拘縮を伴うもの 
と、 そうでないものがあります。
若い方で肩が挙がらない、上げると痛い場合、〝腱はじき〟 にて、
腱の拘縮を取り除いても、効果が今一つの場合があります。

先日、
「スノーボードで転倒してから 右肩が挙げ辛くなった、挙げると痛みがある」 
と言われて 20歳代の方が来院されました。
病院では、「腱の損傷」と診断されていた事もあり、〝腱はじき〟中心で
施術をするも、効果はもう一つ・・・

そこで、 ① 肩の巻き込みを矯正し、ねこ背を伸ばす事 
     ② 肩甲骨の外旋―下角が開くのを閉める事

 を主眼に骨格の調整をする と言う目的の整体施術を加えました。

この方の場合、傷めている右側の肩甲骨が外旋 ―肩甲骨の下角が開いている― 
しておりました。

肩甲骨が外旋すると、肩を拳上した時、上肢が外に流れる為 真直ぐ挙がらず、
無理に挙げると肩関節が引っ掛かる形になり、痛みを伴ってきます。

これは、骨格性起因の 肩の拳上障害で、肩甲骨の外旋のために発生します。

この場合、鎖骨下筋操法・手蛙操法など肩甲骨の下角を閉める操法を行い、
加えて、相関関係のある胸椎を調整すると、肩甲骨の外旋が矯正され
肩の拳上がし易くなります。



この方も、骨格調整の方針を加えて施術したら、次回の来院時には、
「まだ痛みは残るけど挙げ易くなって、痛みも軽くなった」
と喜んで頂いておりました。

勿論、骨格の歪みがあると 腱も引き伸ばされて拘縮をするので、
〝腱はじき〟を続けて行っても 骨格が少しづつ調整されていきますが、

この様に、肩が挙げにくい と言う 現象の 直接の病因病理に応じて
施術をすると、大きな効果が早く現れるのです。






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