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足底に於いての 前後・左右・回旋の重心 [歪みの解説]

足は、その面積が小さいのにも拘らず、全ての体重と重力を受け止めます。

その為、重心の掛り具合の変位が 体を歪ませ、足部・足底の痛み・トラブルは勿論、
膝や股関節、腰、ひいては 頚・肩・顎 等にも影響を及ぼします。

足に掛る重心を考えて行く場合、前後の重心内外の重心回旋の重心があります。


前後の重心では、下部腰椎が伸展(起きる)し、仙骨が前傾(おじぎ)するタイプは、
前方(爪先寄り)に足底の重心が偏位し、下部腰椎が屈曲(おじぎ)し、
仙骨後傾(起きる)するタイプでは、後方(踵寄り)に偏位します。

腸骨の前傾においても、足底の重心は前方に偏位し、腸骨後傾では後方に偏位します。

反り腰タイプの人は、基本的に 足底の重心が前方に移動していますが、
大腰筋緊張の脊柱過剰前弯による 仙骨前傾の反り腰でも、
腸骨後傾による歪みがプラスされ、腸骨が後ろ倒しに下がる場合、
踵に重心は移動している ので、鑑別が必要です。



左右の重心は、後足部の内反・外反が関与します。

後足部では、重心側は内反(母趾側が床から浮く)する為、重心は外(小趾)側に移動します
非重心側は外反(小趾側が床から浮く)する為、内(母趾)側の重心になります

重心側の足部の内反・底屈筋が緊張する為、
重心側の足底の外(小趾)側に重心が掛り、逆側の腸骨が離解します

非重心側では、足底の内(母趾)側に重心が掛ります



回旋の重心は、前足部の内反・外反が関与します。
前足部では、重心側が外反、非重心側が内反する事で、回旋力が働き、
腸骨が非重心方向に回旋します。


これらの足底の重心の偏位を調整し、重心を正しい位置に持ってくる事で、
骨盤の歪み、腰椎の歪み・脊柱弯曲異常はもとより、
肩甲骨、頭蓋骨の歪みまで調整されます。

腰痛、膝の痛み、足や足底の痛み肩や首、顎関節の異常等のほか、
スポーツ選手のパフォーマンス向上、スポーツ傷害の予防・軽減も図れます。

アーチ調整を行う時は、足の外反・内反、底屈・背屈、足趾の屈曲・伸展、外転・内転を
矯正位にして刺激を行なうのがポイント です。

手技研治療経験者の先生から質問のコメントを頂きましたが、
足蛙操法の様に両側同時に行う時は、
腰椎5番が伸展(起きる)タイプは、足の固定を 重心側の矯正位に合わせ、
腰椎5番が屈曲(おじぎ)するタイプは、非重心の矯正位に合わせて
行なうと良い様に思います。


重心の位置を変えた事で、施術の帰りに、立ったり、歩いたりした途端に、
「来た時と全然違うね!」と、違いが分かる方も少なくありません。

そして、症状が軽減するのは勿論、重心が正常になった事で、
歩いたり、スポーツをしても 「前ほど堪え無くなった」と喜ばれています。

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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院   058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/ 

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アナログ侍

陽陵泉さん

いつもブログ読んで下さりどうも有難うございます!
by アナログ侍 (2014-03-20 21:48)