腱の損傷－部分断裂と炎症 [傷病と整体]
腱の損傷は 大きく「断裂」と「炎症」
とに分けられます。
断裂ではアキレス腱断裂や腱板断裂が代表的な例ですね。
炎症はアキレス腱炎や腱鞘炎が代表的な例として挙げれる他、四十肩・五十肩、テニス肘等も、
この部類に入るものが多い様に思います。
加齢による変化を受ける事による基礎的状態が腱の弾力性の低下
として現れ、そこに外力が加わり損傷が生じてくると考えられています。
腱は、筋肉の両端にあり、筋肉の収縮を骨に伝える役割を担います。
腱はコラーゲン線維の束が、腱内膜で覆われて、その線維束が腱内膜で覆われて
いて 腱内膜に区切られた所を神経や血管が通ります。
腱が部分断裂すると 血管はコラーゲン再生する為に必要となりますが、
筋組織に比べて血管は少なく、炎症が起き難くなっているそうです。
筋の部分断裂－肉離れは、疼痛と炎症・腫脹が著明であるのに対し、
腱は、損傷する事でコラーゲンの退行変性が進み、硬化し脆弱していきます。
関節の繰り返される動きによる負荷の蓄積、筋肉を持続的に収縮する動作の
繰り返し、又は 骨格・関節の歪みにより、筋腱が引き伸ばされて過伸張される事
などにより、腱が損傷し、
関節の運動制限の他、運動の際に損傷部に不快感や違和感、疼痛が発生します。
腱の損傷による症状は、炎症よりも運動制限、動きの硬さに伴う疼痛が主体となります。
従って、筋肉（筋腹）や靭帯の損傷と異なり、むやみにアイシングを行うと
腱の硬化を増長させる危険もある為、余程の場合を除き
冷却を行わない様にしております。
完全断裂の場合を除き、腱の損傷の修復を見ながら、
〈腱はじき術〉で、損傷のベースとなった
腱の硬化・スパズムを緩める施術を行っていきます。
アキレス腱や上腕骨外側上顆に付着する腱などは腱鞘は存在しませんが、
手首、手指、足首、肩関節（上腕二頭筋腱）等には多く存在します。
腱鞘とは、動かしても腱がズレない様に、止めておくもので、腱自体を保護しています。
腱が関節を越えていく所、屈曲伸展時に腱に力が掛る所にあり滑車の役目を果たします。
腱鞘の内側は、潤滑液を分泌する滑膜で覆われ、腱との摩擦を防ぎ
腱が滑らかな動きをできる様になっています。
腱鞘は、本来は腱を保護し腱との摩擦を防いで炎症を防ぐ為のものですが、
この機構が使い過ぎにより、オーバーヒートしてしまう事で腱鞘炎が発生します。
同じ場所に繰り返し負担を掛ける事によって、腱は、肥厚して硬く太くなり、
鞘は、肥厚した腱により、摩擦して傷つき炎症してしまいます。
勿論、腱のスムーズに関節を動かすという働きも失われます。
又、その傷が修復され結節と云われる瘤 を形成し、
ばね指の様に 動きで引っ掛かると云う現象も起きます。
腱鞘炎の場合も、炎症が主体と云うよりは関節や指の動きの制限が著明に現れ、
治療も、炎症を考慮しながら、関節の動きをつけていく事に重きを置きます。
腱鞘炎の場合は、患部への皮内針による痛み止め・腫れ止めの処置を行うと共に、
腱の拘縮・肥厚を〈腱はじき術〉で解除していきます。
使い過ぎにより、硬く太くなり浮いてきている腱は、締まって細くなり
浮いている状態から本来の位置へ戻り、炎症や引っ掛かりも解消されます。
完全断裂以外の腱の損傷は、腱の硬化、痙攣、拘縮を解除して、
関節の動きの制限を改善する施術が重要となる事が、
炎症緩和・関節固定の施術が中心となる捻挫などの靭帯損傷
や肉離れ等の筋損傷と異なる点と云えます。
当院では、整体とは別の〔腱はじきコース〕にても、対応致します。
急性の外傷によるものは【健康保険】が併用できます。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！－江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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断裂ではアキレス腱断裂や腱板断裂が代表的な例ですね。
炎症はアキレス腱炎や腱鞘炎が代表的な例として挙げれる他、四十肩・五十肩、テニス肘等も、
この部類に入るものが多い様に思います。
加齢による変化を受ける事による基礎的状態が腱の弾力性の低下
として現れ、そこに外力が加わり損傷が生じてくると考えられています。
腱は、筋肉の両端にあり、筋肉の収縮を骨に伝える役割を担います。
腱はコラーゲン線維の束が、腱内膜で覆われて、その線維束が腱内膜で覆われて
いて 腱内膜に区切られた所を神経や血管が通ります。
腱が部分断裂すると 血管はコラーゲン再生する為に必要となりますが、
筋組織に比べて血管は少なく、炎症が起き難くなっているそうです。
筋の部分断裂－肉離れは、疼痛と炎症・腫脹が著明であるのに対し、
腱は、損傷する事でコラーゲンの退行変性が進み、硬化し脆弱していきます。
関節の繰り返される動きによる負荷の蓄積、筋肉を持続的に収縮する動作の
繰り返し、又は 骨格・関節の歪みにより、筋腱が引き伸ばされて過伸張される事
などにより、腱が損傷し、
関節の運動制限の他、運動の際に損傷部に不快感や違和感、疼痛が発生します。
腱の損傷による症状は、炎症よりも運動制限、動きの硬さに伴う疼痛が主体となります。
従って、筋肉（筋腹）や靭帯の損傷と異なり、むやみにアイシングを行うと
腱の硬化を増長させる危険もある為、余程の場合を除き
冷却を行わない様にしております。
完全断裂の場合を除き、腱の損傷の修復を見ながら、
〈腱はじき術〉で、損傷のベースとなった
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アキレス腱や上腕骨外側上顆に付着する腱などは腱鞘は存在しませんが、
手首、手指、足首、肩関節（上腕二頭筋腱）等には多く存在します。
腱鞘とは、動かしても腱がズレない様に、止めておくもので、腱自体を保護しています。
腱が関節を越えていく所、屈曲伸展時に腱に力が掛る所にあり滑車の役目を果たします。
腱鞘の内側は、潤滑液を分泌する滑膜で覆われ、腱との摩擦を防ぎ
腱が滑らかな動きをできる様になっています。
腱鞘は、本来は腱を保護し腱との摩擦を防いで炎症を防ぐ為のものですが、
この機構が使い過ぎにより、オーバーヒートしてしまう事で腱鞘炎が発生します。
同じ場所に繰り返し負担を掛ける事によって、腱は、肥厚して硬く太くなり、
鞘は、肥厚した腱により、摩擦して傷つき炎症してしまいます。
勿論、腱のスムーズに関節を動かすという働きも失われます。
又、その傷が修復され結節と云われる瘤 を形成し、
ばね指の様に 動きで引っ掛かると云う現象も起きます。
腱鞘炎の場合も、炎症が主体と云うよりは関節や指の動きの制限が著明に現れ、
治療も、炎症を考慮しながら、関節の動きをつけていく事に重きを置きます。
腱鞘炎の場合は、患部への皮内針による痛み止め・腫れ止めの処置を行うと共に、
腱の拘縮・肥厚を〈腱はじき術〉で解除していきます。
使い過ぎにより、硬く太くなり浮いてきている腱は、締まって細くなり
浮いている状態から本来の位置へ戻り、炎症や引っ掛かりも解消されます。
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関節の動きの制限を改善する施術が重要となる事が、
炎症緩和・関節固定の施術が中心となる捻挫などの靭帯損傷
や肉離れ等の筋損傷と異なる点と云えます。
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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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