腸骨の開閉運動と 骨盤の歪み

骨盤の外側の一番大きな骨－腸骨－は、〔呼吸〕に合わせて開閉しており、

息を吸った時に広がり、吐いた時に閉じています。


骨盤は、この様に広がったり閉じたりという開閉をしており、

一日のうちでも朝は、骨盤が閉じて活動を開始して、

夜になると骨盤は閉じリラックスモードに入るのです。


ストレス等により、交感神経の緊張がきついと、夜になっても骨盤が緩み切りません

そのまま、睡眠に入ろうとしても、寝付けないか　眠りが浅くなります。

逆に、夜に緩んだ骨盤が朝になって閉じきらないと

朝方に動き難い、動くと腰が痛い等の症状が発生します。


朝になっても骨盤が開きっ放しでは、仕事や活動に支障を来します。


よく、「朝起きた後は腰が痛いけど暫くして動いているうちに痛みが無くなる」

と言われる　患者さんがおられますが、正にこの朝に骨盤が閉じ難い事による症状です。


朝は骨盤が開いていて腰が痛いのに、動いているうちに少しずつ骨盤が閉じて、

痛みを感じなくなってきます。


これが、疲れがたまってきたり、骨盤の緩みが大きくなると、開いたまま閉じなくなります。


そんな時に、ぎっくり腰になったり、

「動くといつもは楽になるのに、動いているうちにどんどん酷くなった」

と言われて慌てて来院されます。


普通の状態なら、開いた骨盤は元に戻り、閉じた骨盤は開くのですが、

骨盤が歪むと、元に戻り難くなるのです


その場合、開き過ぎて閉じ難い骨盤の方には、左右で開いている側を閉じさせ、

閉じ過ぎて開き難い場合は、骨盤の閉じている側を開かせる施術をします。


「施術を受けてから、朝の目覚めが良い」「最近、朝に腰が痛まずに起きれる様になった」、

又は、「このところ、寝つきが良くなった」
「治療後はぐっすり眠れる」と言われるのは、

骨盤の開閉運動が正常になった効果と言えます。








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タグ：骨盤の開閉　骨盤の動き　起床時の腰痛　朝の目覚めが悪い