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拇指を動かす筋肉 [整体基礎理論]

母指は、日時用生活の中において、最も良く使う指で、

腱鞘炎・捻挫など、傷め易い部位です。


母指の付け根の関節は鞍関節で、

屈曲・伸展・外転・内転・対立運動〔拇指と示指を合せる動き〕

等、大きく動きます。

多くの筋肉がその動きを行いますが、その代表的なものを見ていきましょう。


先ず、母指の屈曲・伸展に関わる筋肉です。

母指を伸展する筋肉には、長母指伸筋と短母指伸筋があります。


長母指伸筋は母指を伸展する筋肉で、緊張すると末節を反らせます。

短母指伸筋は基節を伸展する筋で、緊張すると母指基節を反らせます。

短母指伸筋は、手首のところで、デュケルバン腱鞘炎を起こす筋肉

として知られています。


又、母指を屈曲する筋肉には、長母指屈筋と短母指屈筋があります。

長母指屈筋は、母指の末節を伸展し、短母指屈筋は、基節を屈曲します。


実は、長母指伸筋・短母指伸筋は中手部のアーチが大きい側が緊張し

長母指屈筋と短母指屈筋の緊張側は中手部のアーチが潰れる側となります。



今度は、両方の掌を下にしてテーブルの上に置き、

左右の母指と示指〔人さし指〕の広がっている間隔を比べて下さい。


母指と示指の間隔が空いていている側は、

長・短母指外転筋が緊張している側で、

間隔が狭い側が母指内転筋の緊張側です。


指が開いて横長になっている側は、

四足動物であった名残と言える 重心側の手です。

さらに、母指と小指は、対立運動と云って、物をつかむ動きがあり、

その動きを主る筋肉も存在します。

非重心側の手は、利き手の構造を持ち、対立運動に関わる筋肉の緊張側の為、

手は自然に閉じた形になります。

この様に、母指の筋肉は複雑に組み合って、母指の複雑な動きを行うのです。


そのしくみ、法則を理解して母指の傷病の施術や手首の操法などに

当たらなければならない訳です。


母指の腱鞘炎はほかの指に比べて治しにくいのも、

母指は良く使うという以外に、このような理由もあるのです。








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