筋肉のアンバランスにより 関節が硬く感じる場合 [当院の症例]
患者さんが「関節が硬い」と自覚されている場合、
関節そのものの硬さ、関節に付着する腱の拘縮・痙攣により
動きが悪くなっている場合、関節を構成する筋肉の
緊張にアンバランスが生じている場合 等が挙げられます。
関節そのものの硬さの場合は、先天性股関節脱臼 等による生まれつきのもの、
事故や骨折 等の怪我の後遺症によるもの、中枢性麻痺によるもの、
変形性関節症によるもの 等が挙げられます。
関節を構成する筋肉のアンバランスとしては、
関節は、屈筋・伸筋、外転筋・内転筋外旋筋・内旋筋 等、拮抗筋と云われる
互いに真逆の働きを持つ筋肉のバランスより、成り立っていますが、
これらの筋肉にアンバランスが生じると、どちらか一方の動きが悪くなり、
その動作が硬く感じられるのです。
よく誤解されるのは、筋肉を作動させる時、筋肉を収縮させ 緊張させる事で
関節を動かす為、筋肉バランスに於いて
「筋肉が緊張すると関節が動かし易くなり、筋肉が緩んでいると動かし難くなる」
と思われている事です。
これは、筋肉の緊張側は、筋力があり、筋肉の弛緩側は筋力が無いという誤解です。
実は、関節が動かし易いかどうかは、筋力が有るか無いかで決まるのではなく、
〈筋出力〉が有るか無いかで決まってきます。
筋出力とは、筋肉がその機能を発揮する力の事です。
筋肉が緊張すると筋出力は低下し、筋肉が弛緩すると筋出力はupします。
他動的には、膝関節の屈筋と伸筋のバランスが狂った場合、伸筋の緊張が強い側は
膝を曲げるのが硬くなりますが、自分で膝を曲げるのは伸筋緊張側の方が曲げ易くなります。
膝関節の屈筋緊張側は、屈曲がし難く 伸展がし易くなっています。
股関節の外旋筋と内旋筋のバランスが狂った場合、内旋筋の緊張が強いと
他動的には外旋し難い 即ち、外に股関節を開き難くなり、股関節が硬い
と治療師は判断しますが、患者さんが
股関節を外に開き難く感じる側は、股関節の外旋筋の緊張側です。
今日 来られた患者さんは、腰と股関節を傷められてみえたのですが、
学生の時から右の股関節が硬く、股関節の屈曲がし難かった
そうで、
お腹側に右の太ももを着けようとすると痛みを感じる そうです。
足首を伸展（背屈）する事ができないのも気になっていたそうです。
この方は、左重心タイプなので、
左の膝関節・足関節の屈筋緊張、右の膝関節・足関節の伸筋緊張です。
膝関節の伸筋は、股関節の屈筋となりますので、
伸筋緊張により、右股関節が屈曲し難くなる、
足首が伸展できなくなるという現象が起きているのです。
逆に、左足は足首・足趾の屈筋緊張の為、足趾は曲がっているものの
足を屈曲（底屈）する力が発揮されない事で、指が浮いて足の裏の指の付け根と
踵の角質が厚くなり 歩く時に痛みを感じるそうです。
足のアーチバランスを正常にする事で、腰や股関節の痛みが楽になったのは勿論、
左の足趾が伸びてしっかり足が着く事と、帰りのズボンの穿き替えの際、
股関節がしっかり曲がり、脚が挙げ易いのを実感されたようです。
筋緊張のアンバランスで関節が動かしにくい場合、筋力をつけても
効果が得られないどころか、余計に痛くなる事もあります。
勿論、整体にて筋緊張バランスを調整するのが最善ですが、自分でするとすれば、
緊張している筋肉のみ ストレッチや腱はじきをする事で緩める事が効果的です。
関節が硬くなっている時は、症状が大した事なくても、普段通りの
動作や些細な事がキッカケで
ギックリ腰・寝違いをはじめ、肉離れ・筋違い・捻挫 等
傷め易い状態にありますので、そうなる前に
＜アーチバランス整体＞により、調整される事をお勧めします。
当院の＜アーチバランス整体＞は、健康保険の対象外です。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！－江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
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お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓![痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト [ 福冨章 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4346/9784798054346.jpg?_ex=128x128 "痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト [ 福冨章 ]")
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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関節そのものの硬さ、関節に付着する腱の拘縮・痙攣により
動きが悪くなっている場合、関節を構成する筋肉の
緊張にアンバランスが生じている場合 等が挙げられます。
関節そのものの硬さの場合は、先天性股関節脱臼 等による生まれつきのもの、
事故や骨折 等の怪我の後遺症によるもの、中枢性麻痺によるもの、
変形性関節症によるもの 等が挙げられます。
関節を構成する筋肉のアンバランスとしては、
関節は、屈筋・伸筋、外転筋・内転筋外旋筋・内旋筋 等、拮抗筋と云われる
互いに真逆の働きを持つ筋肉のバランスより、成り立っていますが、
これらの筋肉にアンバランスが生じると、どちらか一方の動きが悪くなり、
その動作が硬く感じられるのです。
よく誤解されるのは、筋肉を作動させる時、筋肉を収縮させ 緊張させる事で
関節を動かす為、筋肉バランスに於いて
「筋肉が緊張すると関節が動かし易くなり、筋肉が緩んでいると動かし難くなる」
と思われている事です。
これは、筋肉の緊張側は、筋力があり、筋肉の弛緩側は筋力が無いという誤解です。
実は、関節が動かし易いかどうかは、筋力が有るか無いかで決まるのではなく、
〈筋出力〉が有るか無いかで決まってきます。
筋出力とは、筋肉がその機能を発揮する力の事です。
筋肉が緊張すると筋出力は低下し、筋肉が弛緩すると筋出力はupします。
他動的には、膝関節の屈筋と伸筋のバランスが狂った場合、伸筋の緊張が強い側は
膝を曲げるのが硬くなりますが、自分で膝を曲げるのは伸筋緊張側の方が曲げ易くなります。
膝関節の屈筋緊張側は、屈曲がし難く 伸展がし易くなっています。
股関節の外旋筋と内旋筋のバランスが狂った場合、内旋筋の緊張が強いと
他動的には外旋し難い 即ち、外に股関節を開き難くなり、股関節が硬い
と治療師は判断しますが、患者さんが
股関節を外に開き難く感じる側は、股関節の外旋筋の緊張側です。
今日 来られた患者さんは、腰と股関節を傷められてみえたのですが、
学生の時から右の股関節が硬く、股関節の屈曲がし難かった
そうで、
お腹側に右の太ももを着けようとすると痛みを感じる そうです。
足首を伸展（背屈）する事ができないのも気になっていたそうです。
この方は、左重心タイプなので、
左の膝関節・足関節の屈筋緊張、右の膝関節・足関節の伸筋緊張です。
膝関節の伸筋は、股関節の屈筋となりますので、
伸筋緊張により、右股関節が屈曲し難くなる、
足首が伸展できなくなるという現象が起きているのです。
逆に、左足は足首・足趾の屈筋緊張の為、足趾は曲がっているものの
足を屈曲（底屈）する力が発揮されない事で、指が浮いて足の裏の指の付け根と
踵の角質が厚くなり 歩く時に痛みを感じるそうです。
足のアーチバランスを正常にする事で、腰や股関節の痛みが楽になったのは勿論、
左の足趾が伸びてしっかり足が着く事と、帰りのズボンの穿き替えの際、
股関節がしっかり曲がり、脚が挙げ易いのを実感されたようです。
筋緊張のアンバランスで関節が動かしにくい場合、筋力をつけても
効果が得られないどころか、余計に痛くなる事もあります。
勿論、整体にて筋緊張バランスを調整するのが最善ですが、自分でするとすれば、
緊張している筋肉のみ ストレッチや腱はじきをする事で緩める事が効果的です。
関節が硬くなっている時は、症状が大した事なくても、普段通りの
動作や些細な事がキッカケで
ギックリ腰・寝違いをはじめ、肉離れ・筋違い・捻挫 等
傷め易い状態にありますので、そうなる前に
＜アーチバランス整体＞により、調整される事をお勧めします。
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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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