踵の痛みの原因

踵の痛みを訴える人は多く見られます。

踵には、足部の縦アーチに対して、弦の様に張られ、

足への衝撃を吸収する役割をしている足底腱膜や、

ふくらはぎの筋肉と踵骨を繋ぐ、

人体で一番強靭な腱であるアキレス腱が付着します。


足底腱膜炎(足底筋膜炎)は、踵骨の下の足底よりの内側の付着部、

アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎)　は、

踵骨の後上部、アキレス腱の付着部のやや上に起ります。

足底腱膜炎では、土踏まずの痛みを訴える方もおられます。


中高年の男性で、朝起きて、歩き初めの数歩で踵の内側が痛くなった場合、

朝の階段の下りで踵の下が痛くなった場合は、　

足底腱膜炎(足底筋膜炎ともいう)の可能性が高く、

朝はびっこを引く位に痛くても、日中は痛さは軽減します。

足底腱膜炎をこじらすと、

腱の踵への付着部に骨が増殖して、骨棘が出来る事もあります。


年齢と共に徐々に痛くなったり、立仕事、ジョギング・ウォーキング、

硬い靴底で長時間のショッピングをキッカケに起る事もあります。


若い人では、長距離ランナーなどスポーツ選手にみられます。


足底腱膜に持続的に加わる過緊張や、急激な刺激により

腱が踵骨に付着する部分で、腱と骨膜に炎症を起こしてくる点で、

腱鞘炎やテニス肘等と、発生機転は似ております。


アキレス腱炎は、スポーツでのランニングやジャンプ等の

オーバーユースにより起り、運動開始時に痛みがあり、

温まると緩和する形で始まり、腱周囲に腫れと発赤がみられる様になり、

次第に腱が硬くなり、ゴリゴリとした感じに拘縮して痛みが増強します。

階段や坂の上りに痛みが増強します。


足底筋膜炎では、足指の背屈、踵の回内（外反）、縦アーチの低下

などが関与します。

踵に痛みがある腱膜炎では踵の巻き込みに関与する　

足部を内反させる筋・外反させる筋のアンバランス、

土踏まずの痛みを訴える方は足底筋　を整えます。

勿論、腱鞘炎同様、踵骨付着部の腱の拘縮を

〝腱はじき術〟にて緩めるのは有効です。

アキレス腱炎は、下腿三頭筋に生じた伸張力による

アキレス腱への牽引力が原因で起こり、

下腿三頭筋の調整と、アキレス腱踵骨付着部あたりの腱を弾きます。


最近では、猫背－反り腰・腸骨の下がりにより、

下腹を突き出して踵に重心が掛る方が増えています。

この場合、立っていたり、歩くと踵に絶えず負担が掛かります。

この様な、背骨・骨盤の歪みによるもの、坐骨神経痛によるもの等は、

その原因を調整する必要があります。


勿論、アスファルトなどの硬い地面を歩いたり走ったりしない、

合わない靴を履き続けない、体重を減らすなど注意や努力も必要です。








☆2015/12/11　私の初めての著書が出版されます。


応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！－江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。

指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ

• 作者: 福富章
• 出版社/メーカー: 自由国民社
• 発売日: 2015/12/04
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

どうぞ　皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m

　 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目　2018年3月29日発売です　新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓

痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト [ 福冨章 ]

• ショップ: 楽天ブックス
• 価格: 1,404 円

岐阜市　マサゴ整骨院/福富健康院　　　058-252-3502　〔予約制〕 当院ホームページ　https://ma35.net/　

　 　　


にほんブログ村


にほんブログ村


にほんブログ村

タグ：スポーツ外傷　無痛整体　バランス療法　手技研 重心バランス療法 筋ツイスト 腱はじき アーチバランス整体