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骨格の歪みにより発生する肩こりについて [傷病と整体]

肩こりの原因には、〝つかい傷み〟 と言われる、筋疲労性のものから、

内臓疾患が原因の物まで様々なものがあります。

そのうち、骨格の歪みが原因で起る首・肩のこりの発生機転

について述べていきます。


肩甲骨が下垂すると、

頚や後頭骨と肩甲骨をつなぐ筋肉は、長く引き伸ばされます

筋肉は、筋肉の両端の骨付着部、起始と停止の距離が長くなる状態になると、

筋肉は過伸張されるからです


過伸張された事で、筋肉に張力が働くと、

ゴルジ器官と筋紡錘システムがこの情報を感知し、

元の長さに戻そうとして、引き違う力が働き筋の緊張が高まります


この様な、骨格筋のバランスの崩れによる骨格の変位により発生する、

筋緊張は、ジャンプや走った時に起きる筋緊張と違って、

持続的にゆっくり引き伸ばされる事で発生します


この筋緊張は、γ-静力学的ニューロンを興奮させて、強い力学的、

強直性の応答を生じさせ、慢性的な筋スパズムを起します。

これが、所謂、肩が張っているという状態です。


これにより、血行障害、侵害受容産物(乳酸など)の蓄積が起こり、

自由神経終末を刺激し、この興奮が上位中枢に伝達され、

首・肩のこりを感じさせるのです。


肩甲骨の下垂の他に、肩甲骨の回旋でも筋緊張は、

筋緊張によるスパズムが生じます。

下の図は、肩甲骨の内旋による僧帽筋のスパズムが発生する

仕組みを図示したものです。

[バランス反射療法9  月刊 手技療法連載2003年1月号より]


110117_182702.jpg


僧帽筋は、後頭骨と肩峰に付着しますが、

肩甲骨が内旋すると肩峰と後頭骨の距離が長くなり、

筋肉が過伸張されて、張力により、筋スパズムを起します。


筋スパズムの状態が続くと、緊張側の後頭骨を引き下げ、

後頭骨が傾く事による筋緊張性頭痛をひき起こすのです。


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