手首の痛み：岐阜市　マサゴ整骨院刊　健康小事典：SSブログ

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手首の痛み　[傷病と整体] [編集]

手首は、前腕の筋肉が腱となり手根骨と言う

手首の骨に付着し、手首を動きに関わる他、

指を動かす腱が、手首の靭帯の下のトンネルを通っている構造上、

トラブルを起し易くなっております。

手や指の使い過ぎにより、腱に負担が掛ると、腱が浮腫みを伴って

肥厚して引っ掛かりや圧迫による痛みや痺れが生じます。

又、急に手首が動かし難くなる、動きに激痛を伴う時には、

腱が痙攣している場合があります。

先日、来院された方は、右手首の痛みが強く、手を使う日常動作に

支障を来す様になり、注射で痛みを止めて貰っておられましたが、

1日しか効果が続かず、週一しか打てない強い注射と言う事で、

次の注射まで我慢が出来ずに来院されました。

病院では腱鞘炎と言われたそうですが、

尺側手根屈筋筋腱と総指伸筋腱が痙攣状に引き攣れており、

尺骨茎状突起の辺り〔沢田流神門〕がボコッと腫れた様に盛り上がり、

どの方向に動かしても激痛があります。

『腱はじき術』にて、痙攣を起こしている腱を一つ一つ丹念に、

弾いて緩めていくと、シコった様に拘縮していた腱が、

滑らかな感じになると、弾いての痛みが無くなり、

施術を終わる頃には痛みが消失していました。

2日後、「手首の甲側に若干の腫れと痛みが残るわ」

と言って来院されましたが、

「昨日は、痛みを忘れてカラオケや踊りを楽しんでこれたわ」

と、喜んで見えました。

手首の関節の動きの異常や痛みの場合、膝や肘と異なり、

殆んどが器質的なものでなく、>腱や靭帯の異常です。

手首の、腱はじき　に加え、手根部に付着する筋肉の肘側の付着部の

腱を併せて弾き、手首を動かす時に固定に働く、肘や肩甲骨周りで

拘縮を起こしている腱を探して

『腱はじき術』を行うと更に効果は増します。

腱は、マッサージの様にグリグリとこねたり、揉んだりすると、

緩まないばかりか　反って炎症する事もありますが、

腱を弾く刺激には驚くほど良い方に反応します。

これは、私が25年掛かってやっと見えてきた、関節痛の真実なのです。

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