四十肩・五十肩の特異性：岐阜市　マサゴ整骨院刊　健康小事典：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

四十肩・五十肩の特異性　[傷病と整体] [編集]

四十肩・五十肩は、医師の先生も、

「日進月歩の整形外科の分野では、現在の医学において

原因や発生機序が解明できていないただ一つの傷病である」　

と著書の中で記されています。

四十肩・五十肩になると、先ず、肩・腕の動かしての痛みや引っ掛かりを感じだして、

数週間から1ヶ月位で肩の動きが制限されて、固まりだして動かなくなってきます。

以前から言われた原因は

〝肩関節周りの軟部組織の老化〟〝肩周りの筋肉の運動不足による衰え〟

でありますが、私はこれに異議を唱えてきました。

関節の老化により、変形して固まる変形性股関節症や変形性膝関節症と異なり、

四十肩・五十肩では、肩の関節は、一旦固まるものの、１～2年もすると、

関節の固まりは解けて、動く様になってくるのです。

その為、老化というだけで片付けるのは無理がありますし、運動不足が原因なら、

四十肩・五十肩になって元気な時より明らかに痛くて動かさなくなっているのに、

自然に動く様になってくるのは理屈が合わないからです。

〝痛みの為　動かさないでいると固まる〟と言われていますが、それは、むしろ逆

で、動かなくなる事を危惧して、痛みや引っ掛かりを我慢して動かすと

反って動かなくなるのは、臨床で患者さんを診ていたら明白です。

肩の関節は、上腕浅く　はまり込む形態の為、腱や靭帯が肩の動きの

安定化に働きます。

その分、肩周りの軟部組織には、大きな負担が掛かってきます。

肩や腕を酷使すると腱や靭帯が硬く太くなり、疲労して痙攣して浮いてきます。

長年、腕を使い続けた為に起こる、腱の疲労による劣化が　

40・50歳代に起きてくる事と、

背中が丸くなり、肩が巻き込んで、関節の動く範囲が少なくなってくる

事が　この世代に多発する理由です。

最近は、パソコンに背中を丸めた姿勢で、毎日長時間向かい、

肩を固定して細かく手先を動かす事が多い為、若い方にも四十肩が増えてきております。

腱や靭帯などの軟部組織が、長年過度に使ってきた

きた負担により起こった〝ストライキ〟の様なものなので、そのサインを無視して、

無理に動かすと、ますます固まって動かなくなり、

痛みや運動制限の為に動かさなくなると、腱の痙攣による拘縮は

徐々に解除されて動く様になります。

これが、四十肩・五十肩の関節の拘縮の特異性の真相の様です。

〝腱はじき術〟により、腱の拘縮をとり、肩の巻き込みを矯正すると、

改善の度合いが飛躍的に早くなります。

☆2015/12/11　私の初めての著書が出版されます。

応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！－江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。

指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ

作者: 福富章
出版社/メーカー: 自由国民社
発売日: 2015/12/04
メディア: 単行本（ソフトカバー）

どうぞ　皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m

　 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき当院のオリジナル施術法―第2作目　2018年3月29日発売です　新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓