反り腰タイプの方に対する 胸椎5番の調整の効果 [傷病と整体]
私は、反り腰には2種類あると考えております。
一つは、脊柱起立筋・広背筋などの背中を伸展するアウターマッスルの緊張
が、腹直筋などの屈筋とのバランスにおいて強いタイプの反り腰です。
もう一つは、大腰筋という腰椎の前面に付着して腰椎を伸展させるインナーマッスル
の緊張が強いタイプの反り腰です。
この場合は、腰椎の過剰前弯に対してバランスを取るかの様に胸椎は後弯します。
所謂猫背になり、肩が巻き込んで胸郭を狭めます。
大腰筋と横隔膜の肋骨部の脚部が連結している為に横隔膜にも緊張が入ります。
先日 寝違いで来院された方は、「肩甲骨の内側と首の痛み」を訴えられていましたが、
検査で典型的な【ねこ背-反り腰タイプ】と判断し、調整しようと、仰臥位になって頂いたら
横隔膜の痙攣で身体が浮く位の発作と嘔気をもよおした際の状態に、吃驚し中断しました。
何か変わった事があったり、ストレスがあると酷くなるそうです。
本人さんの話では、
「20年位前からこの発作は頻繁にあり、気にしないで治療を続けて下さい」
と、苦しそうながらも さらりと言われて さらにびっくり!
肩甲間の大菱形筋の緊張側と同側の股関節が勝手に外に開いていく自覚と、痛み
を 訴えられました。
大腰筋は停止部において、
大腿骨の小転子に付着して、股関節を外旋-即ち外に開かせます。
仰臥位や伏臥位にすると発作が酷くなるので、
側臥位で肩甲間を大菱形筋を弾いて緩め、
少し、発作が落ち着いた所で大腰筋・横隔膜と相関関係にある胸椎5番を調整
しました。
交感神経の緊張が強いので、胸椎5番の外方、起立筋を外側に越えた 筋肉の割れ目より ごく軽い刺激で神経に刺激を送ります。 これを数回繰り返すと、20分程で 肩甲骨の巻き込みは解消、胸は開いて背中が伸びました。 発作は治まって、頚や肩甲骨の痛みも股関節の痛みも消えた そうで、「十何年ぶりに楽な感じ」「凄いね!」を連発されて帰られました。 この方の場合は、交感神経の緊張が強過ぎて、神経過敏になっていた 為、刺激にも敏感に反応したのです。 60歳代の男性は、道具箱を持ち上げて右の背中を傷めて、体を捻じった時の痛みや 咳やクシャミで肋間神経に響く痛みが発生すると共に、以前傷めた右の股関節を再度傷められて ビッコをひきながらの来院となりました。 大腰筋・小転子操法などの後、胸椎5番と9番の調整をした途端に、 股関節の痛みが緩和して、ビッコをひかずに歩ける様になりました。 右背部の神経に響く痛みはなくなったものの、捻じった時の痛みは残ったのに 股関節の方が反って楽になって、本人も驚いておられました。 その他にも、何年もの肩甲骨の痛みや過呼吸症候群に悩まされていた学生の方や、 筋緊張性頭痛に悩まされていた方も、胸椎5番の椎骨の調整で 「楽になった」と喜んで頂いています。 これらの症状で病院に行かれ検査を受けられても、「特に異常無し」と言われる事が多く、 あきらめていたのに こんな軽い刺激で良くなる事に驚かれています。 軽い刺激で、症状が良くなるのは『バランス整体』の理論に基づく 的確な診断と、的確な刺激法を取得させて頂いたらこそ できる技なのです。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
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お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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一つは、脊柱起立筋・広背筋などの背中を伸展するアウターマッスルの緊張
が、腹直筋などの屈筋とのバランスにおいて強いタイプの反り腰です。
もう一つは、大腰筋という腰椎の前面に付着して腰椎を伸展させるインナーマッスル
の緊張が強いタイプの反り腰です。
この場合は、腰椎の過剰前弯に対してバランスを取るかの様に胸椎は後弯します。
所謂猫背になり、肩が巻き込んで胸郭を狭めます。
大腰筋と横隔膜の肋骨部の脚部が連結している為に横隔膜にも緊張が入ります。
先日 寝違いで来院された方は、「肩甲骨の内側と首の痛み」を訴えられていましたが、
検査で典型的な【ねこ背-反り腰タイプ】と判断し、調整しようと、仰臥位になって頂いたら
横隔膜の痙攣で身体が浮く位の発作と嘔気をもよおした際の状態に、吃驚し中断しました。
何か変わった事があったり、ストレスがあると酷くなるそうです。
本人さんの話では、
「20年位前からこの発作は頻繁にあり、気にしないで治療を続けて下さい」
と、苦しそうながらも さらりと言われて さらにびっくり!
肩甲間の大菱形筋の緊張側と同側の股関節が勝手に外に開いていく自覚と、痛み
を 訴えられました。
大腰筋は停止部において、
大腿骨の小転子に付着して、股関節を外旋-即ち外に開かせます。
仰臥位や伏臥位にすると発作が酷くなるので、
側臥位で肩甲間を大菱形筋を弾いて緩め、
少し、発作が落ち着いた所で大腰筋・横隔膜と相関関係にある胸椎5番を調整
しました。
交感神経の緊張が強いので、胸椎5番の外方、起立筋を外側に越えた 筋肉の割れ目より ごく軽い刺激で神経に刺激を送ります。 これを数回繰り返すと、20分程で 肩甲骨の巻き込みは解消、胸は開いて背中が伸びました。 発作は治まって、頚や肩甲骨の痛みも股関節の痛みも消えた そうで、「十何年ぶりに楽な感じ」「凄いね!」を連発されて帰られました。 この方の場合は、交感神経の緊張が強過ぎて、神経過敏になっていた 為、刺激にも敏感に反応したのです。 60歳代の男性は、道具箱を持ち上げて右の背中を傷めて、体を捻じった時の痛みや 咳やクシャミで肋間神経に響く痛みが発生すると共に、以前傷めた右の股関節を再度傷められて ビッコをひきながらの来院となりました。 大腰筋・小転子操法などの後、胸椎5番と9番の調整をした途端に、 股関節の痛みが緩和して、ビッコをひかずに歩ける様になりました。 右背部の神経に響く痛みはなくなったものの、捻じった時の痛みは残ったのに 股関節の方が反って楽になって、本人も驚いておられました。 その他にも、何年もの肩甲骨の痛みや過呼吸症候群に悩まされていた学生の方や、 筋緊張性頭痛に悩まされていた方も、胸椎5番の椎骨の調整で 「楽になった」と喜んで頂いています。 これらの症状で病院に行かれ検査を受けられても、「特に異常無し」と言われる事が多く、 あきらめていたのに こんな軽い刺激で良くなる事に驚かれています。 軽い刺激で、症状が良くなるのは『バランス整体』の理論に基づく 的確な診断と、的確な刺激法を取得させて頂いたらこそ できる技なのです。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ
- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404 円
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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