腱賦活術に伴う痛みについての誤解を解く：岐阜市　マサゴ整骨院刊　健康小事典：SSブログ

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腱賦活術に伴う痛みについての誤解を解く　[オリジナル治療法] [編集]

開院時より、当院は　無痛療法にこだわりをもって勉強して
「安心して下さい　痛くありませんよ」的な　施術方法にて
鍼治療、整体法を選択し、臨床に当ってきました。

無痛整体をメインに行っていた頃、「無痛と言っても結構、痛いですね」
と、言われた　お一方が記憶に残っています。
その「痛い」とは、ひどいギックリ腰を起こされて、
ご本人がちょっとした身動きをするだけでも痛い状態なので、
施術で少し動かしただけでも痛みがあったり、反射的に動きを止めようとされて
引き違ったことで、痛みが出たに過ぎません。

施術により痛みが取れてくると、「ホントに全然痛くない治療ですね！」
と、本人の症状がひどいため誤解されていたのを解って頂けた次第でした。

それまでは、無理のない可動範囲の中で関節を動かすという無痛治療の路線を
ひたすらディープに極めていたのですが、
携帯電話・パソコン・家庭用モニターゲーム等が普及し始めた頃より、
患者さんの訴えられる症状が、関節を動かして傷めたものから
動かさない事により痛めたものに大きく変わってきました。

環境の変化に伴う症状に私自身も例外では無く、パソコンのし過ぎによる五十肩に
苦しむハメになりこれまでの、無痛で調整する治療では、これらの原因により
腱の痙攣して起こる症状には効果が少ない事を痛感しました。

そして、無痛整体一辺倒から、発想の転換をして、腱の痙攣症状に有効な方法の
研究を試み、極めました。

自分自身の五十肩に想像以上の効果があった、江戸時代の按摩術の
腱をはじく手法を基に、整体の基本となる理論は崩さずに
腱賦活術へと発展させた訳です。

腱を弾く刺激は、無痛整体に比べるとやや強刺激ではありますが、
症状の程度が酷くない場合や、改善されてきている患者さんの場合は、
弾かれると気持ち良い　といわれる位の刺激です。
腱を弾く刺激で、強い痛みが有るという事は、それだけ腱の痙攣が強い訳で、
それがご自身の症状を起こしている原因なのです。

これまで通院頂いて、無痛の施術を受けられてこられた方の反応ですが、
急な症状が起きた時などに使ってみると、
施術のやり方によりきつい痛みが発生するのでは無く、今回の症状が酷いのだ、
と、意外にすんなりと受け入れていただけました。
そして、弾く時の痛みがあっても、次第に薄らいでいくのを喜んでもらえました。

来院時は、急な強い痛みのために、痛みの原因も震源地も解らない感じ
であったのが、腱の痙攣の状態を、
ゴリゴリとしたシコリ・硬結として解っていただけ、
施術者と一体の感覚で、痛みの状況、原因を把握して頂けます。

弾いていくうちにゴリゴリ感が減り、弾かれての痛みが和らぐ事で、
シコリが緩むのを体感されて安心していただけるばかりか、
いつの間にか夢見心地になられる方も少なくありません。

腕の付け根の腱のシコリを弾いたところ、
「思わぬ所が痛かったけど、手先を動かすために肩に力が入っていた事は
何となく思い当たるね」
「ここ！が原因なんだ!　と弾いた時の痛さで解り、弾いた事で痛みが和らぐ事で
症状が改善したことも解る」
と言葉にされる方も見えます。

乱暴な施術方法で発生する痛みとは別物、つまり、腱の痙攣やシコリ
が顕著であるために感じる痛みですので、
誤解されないでくださいね。

そして、過緊張・痙攣・シコリ・硬結が、緩んでくる経過を体感して下さい。

私の初めての著書をご覧ください。
自分で腱を弾く方法が、その理論とともに載っています。
詳細は、
『指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ』
私の著書に詳しく書いております。
ぜひ、ご一読ください。

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