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内外の重心と反り腰 [オリジナル理論]

内外の重心は、大腰筋の緊張バランスによって成り立ちます。
大腰筋は、腰椎のお腹側から始まり、大腿骨の小転子という部分に付着します。
大腰筋が緊張すると、太ももは外に捻じれ、仰向きに寝た時に脚が開きます。
膝を曲げた時に股関節の外旋に働く筋肉です。

逆に、立位や歩行時には、内側に捻じる(内旋)の筋出力が働きます
つまり、大腰筋が緊張すると内側重心になるのです。

また、大腰筋には、背中を伸展する作用があり、ストレス、冷えなどにより、
大腰筋が過度に緊張すると、腰椎は過剰に前弯を起こし、仙骨の角度が大きくなり、
反り腰を起こします。
よって、内側に重心が掛かると、反り腰傾向になります

腰仙角.png

反り腰になると、立った時にお腹を前に突き出す体勢になり、膝が前に曲がります
壁際に裸足で、壁から踵を数cm離れて 真っすぐ立ってみて下さい。
その状態で、頭部、お尻、背中を壁や柱にピタッとくっ付けて、
壁と腰の隙間に手を入れてみます。
壁と腰の隙間に手が余裕で入る場合、仙骨が前傾して腰が反っているといえます。
仰向きに寝ても同様で、背中に大きな隙間ができ、仙骨が床に当たって
痛みを感じる事もあります。

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逆に、大腿の外旋筋である大腰筋が弛緩し、内旋筋の小殿筋や
中殿筋前部線維(中殿筋の外方で大腿骨の大転子に付着する部位)が緊張すると、
仙骨は後ろに傾き、腰椎の生理的湾曲は消失して、腰が丸くなります
仰向きに寝ると、背中の骨が床に当たって寝辛い事もあります。

内外の重心は、大腿・上腕を内旋する筋肉と、外旋する筋肉のバランスにより
決まります。
外旋筋が緊張する側は外重心となり、
内旋筋が緊張する側は内重心となります。

内重心タイプは、爪先を閉じ易い
図3.jpg

外重心タイプは、踵を閉じ易い
図4.jpg

大腿の場合、膝を屈曲位にての外旋筋である大腰筋と膝屈曲にての内旋筋である
中殿筋前部線維、小殿筋、大腿筋膜張筋のバランス、上腕の場合は、
肘を屈曲して外旋筋である棘下筋・小円筋、内旋筋である肩甲下筋・大円筋の
筋出力バランスで、内外の重心が決定します。

内重心側は、甲の上に足を乗せてクロスし易い

DSC_0268.JPG

外重心側は、甲の上に足を乗せてクロスし難い

DSC_0269.JPG


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