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姿勢の異常―屈筋と伸筋のバランス〚全訂版〛ー [健康一般]

姿勢の異常には、大きく分けて 
脊柱の後弯タイプ腰椎の過剰前弯タイプに別れます。
これには、腸骨の前傾・後傾脊柱を支える筋肉のアンバランスが関わる、
前後の重心によるものと、
仙骨の前傾・後傾大腰筋の緊張が関わる、
内外の重心があります。

腸骨が前傾する爪先に重心が掛るタイプは、背骨を支える伸筋が緊張する為.、
屈筋の筋出力が大きく働き、脊柱が後弯し、腰が伸ばし難くなります。

腸骨が後傾する踵に重心が掛るタイプは、背骨を支える屈筋が緊張する為、
伸筋の筋出力が大きく働き、脊柱が前弯し、前屈し難くなります。

仙骨が前傾する、足の内側に重心が掛るタイプは、大腰筋が緊張する為、
脊柱が過剰前弯します。

仙骨が後傾する、足の外側に重心が掛るタイプは、大腰筋が弛緩する為、
脊柱が後弯します。


先日、呼吸によるダイエット法を試みていた患者さんが、
腰を反らせたり うつ伏せになるのが 苦痛になって来院されました。
腰痛にも良いと話題のダイエット法なのに、すればする程 
腰が痛くなったそうです。

問診によると、呼吸を使って腰を反らせて 踵に重心を持ってくる
との指針に従い、体操を行っていたそうです。

この方は、脊柱を伸展する筋出力が働き易い 屈筋緊張タイプなので、
さらに、伸筋の緊張し、腰椎が前方に辷ってしまった様です。
 
因みに、うっかり ダイエット法を怠ってしまった日は、
全く苦痛が無かった そうです。


当院の患者さんの、同じサークルの方も、このダイエット法を
行われているそうですが、お話しの内容から 
この患者さんと同じ歪みのタイプの様で、「やっても 上手くいかない」
と聞いているとの事でした。

この患者さんは、
大腰筋の緊張を緩める事に加え、重心系の屈筋の緊張を緩め
腰椎3・5番の前方スベリを矯正しました。

すると、うつ伏せから体を反らせて起きてくるのも 
楽にできる様になっていました。
「こんな軽い刺激で不思議だ」と、何度もつぶやいておられました。

この様に 世間で効果があると言われる ストレッチ・体操も、
歪みのタイプによっては合わない事もあり、すればする程 
体が壊れていくケースもありますので 要注意です。








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