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一括りにしてはまずい!大菱形筋と小菱形筋、腸骨筋と大腰筋 [歪みの原因]

大菱形筋・小菱形筋は、胸椎及び頸椎7番の棘突起から起始して

肩甲骨の内側に付着する筋肉です。

解剖書によっては大・小菱形筋として表記されています。

『バランス療法』では、肩甲骨の下2/3に付着する大菱形筋〝捻じれ系〟、

肩甲骨の上1/3に付着する小菱形筋は、

 〝重心系〟に分類され、関わる歪みが異なります。

即ち、大菱形筋の緊張側では、肩甲骨下角を内方に引き、

肩甲骨を内旋させます。

大菱形筋の弛緩側は、拮抗筋である大円筋に外方に引かれて、

肩甲骨下角が外に開きます>


小菱形筋は、肩甲骨の上下の歪みに関わり、緊張すると肩が上がり、

弛緩すると肩甲骨が下垂します。

肩甲棘の右側が力が無くなり、指がズボッと入るタイプの方が多いですが、

これは、小菱形筋の弛緩によるもので、同側の肩が下がる原因となります。


即ち、大菱形筋は肩甲骨の捻じに関わり、小菱形筋は前後・上下に関わります。




腸骨筋大腰筋も、股関節の屈曲として働き、腸腰筋という名で、

一括りにされる事が多いです。

しかし、大腰筋は〝捻れ系〟に分類され、腸骨筋は、〝重心系〟に分類されます。

腸骨筋は、腸骨の前傾・後傾に関わります。

腸骨筋が緊張すると腸骨はAS〔前傾〕し、弛緩するとPI〔後傾〕します



大腰筋が緊張すると、起始の方では、腰を反らし伸展する事に関与し、

停止部では、緊張すると大腿を外旋させる働きがあります

過剰前弯や膝が外に開く(ワレル)等の歪みは、大腰筋の関与による事が多いのです。







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