進化はシンプルにするか複雑にするか [オリジナル治療法]
手技治療の勉強を始めた若い頃、経験や知識も乏しくて、
経験豊富な先輩の先生方のどのお話の内容にも、「凄いなぁ」と感心しきりで、
いかに吸収できるかだけに必死でした。
ある時、一人の先生が、「いったい技の数って幾つ位あるのですか？」と
質問されていたのを耳にした、別の先生があきれながら
「技は勿論、検査法だって、新たに作るだけ増えていくに決まっているじゃないか」
聞くまでも無い話だよな とボヤかれました。
ジグソーパズルに例えれば、ピースの数が少なく、
歪みの種類も検査も複雑になっていない勉強を始めたばかりの頃のつたない技術で
治療していた時も、型にはまった時は効果は高かった様に思います。
勉強していくにつれ、歪みのカテゴリーが増え、検査も技法も複雑になり、
難度の高いピース数の多いパズルを仕上げていく事が進化だと思ってきました。
しかし、最近、『筋出力の法則』『手のアーチ・足のアーチ』
を研究にしていくに従って、複雑化し過ぎた歪みの理論や技法が、
本質は凄くシンプルなものである様に思えてきました。
経験を経るにつれ、何も知らずに教わったまま行っていた頃と違い、自分(俺)流に
かみくだいていく事で、私流の歪みの診かた、技法が生まれてきています。
しかし、それらは、決して複雑なものでなく、
シンプルな形に集約されてきている事に気付かされるのです。
当院が行っています、[腱はじき術]というものは、戦国時代や江戸時代の
昔からある 格闘技『柔術』にルーツがあると云われています。
柔術には、相手を倒す『殺法』と同時に、
その稽古中に関節が動かなくなったり、筋腱が引き攣った時に応急処置をする
『活法』が伝わっておりました。
それは、-腱引き-と呼ばれ、柔術の各流派に受け継がれ、それぞれの柔術家が
武者修行にて各地を行脚し、一宿一飯のお礼に施術した事で、
全国的に広まったのだそうです。
私の使っている『腱はじき術』は、江戸時代の按摩術の一手法を
学んだものを応用しており、
腱引きの技術の教えを受けた方法ではありませんが、使いこなしていくうちに、
ルーツは柔術家に伝わっていた腱引きに有る様な気がしてきました。
それは、その即効力です。体が資本である柔術家にとって動けなくなった者を
いかに早く復活させるか、負傷した者を闘える状態にするかが重要であり、
臨床で行っても、筋・腱が痙攣しての痛みや関節の動きの悪くなった者には、
驚く程の即効性が有ります。
しかも、それは、格闘技やスポーツ傷害のみならず、
一日中パソコンやスマホに向かい、
同じ体勢、同じ操作を繰り返す事で起こる、腱の痙攣、関節の硬直を解くのに
とても良く効くのです。
但し、その優れた作用を残しつつ、昔に比べひ弱な身体になった現代人に対応すべく
研究を重ねて、マイルドに繊細な刺激にアレンジはしましたが、あくまでも、
活法としての特徴や即効性を重視し、シンプルに行うのがベストである
という結論に達しています。
手技療法家が 腱の弾き を取り入れようとされる場合、
「腱を弾いても歪みの調整力は 一時的で持続力が無い」
「腱の弾き方によっては、身体の細かいバランスが反って壊れるのでは？」
という理由で敬遠したり、複雑な方法にアレンジされたりする傾向がある様です。
ただ、元々活法―応急処置―に用いた方法を、細かい理論を加え過ぎて
細かい歪みの調整法に用い様としても、無理な部分はあります。
全ての症状に効果を求めるのではなく、
腱の痙攣による症状を速やかに改善する
という特徴を生かせる傷病に用いると その特徴が活かせます。
そして、コツさえ解れば、経験や才能に左右されずに、
効果を得る事ができます。
その特徴を最大限に活かせるシンプルさを重視しながら、
オリジナルの必要最低限のアレンジテクニックを加えて行なう様に心掛けております。
当院の〈アーチバランス整体〉〈腱はじき術〉は、健康保険の対象外となっております。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！－江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
どうぞ 皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m
お知らせ 10月号予告通りでは 40歳代～向けの健康情報雑誌に『セルフ腱はじき』が掲載されます！ ［夢21］㈱わかさ出版 12月号 11/2（土）発売 特集 「手・肩・首 の しびれ・痛み」にて ―ばね指・腱鞘炎のセルフ腱はじき―という内容で、考案しました施術法の 記事を5ページにわたって掲載して頂けます♪ +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓![痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト [ 福冨章 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4346/9784798054346.jpg?_ex=128x128 "痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト [ 福冨章 ]")
当院の〈アーチバランス整体〉〈腱賦活術〉は、健康保険の対象外となっております。
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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経験豊富な先輩の先生方のどのお話の内容にも、「凄いなぁ」と感心しきりで、
いかに吸収できるかだけに必死でした。
ある時、一人の先生が、「いったい技の数って幾つ位あるのですか？」と
質問されていたのを耳にした、別の先生があきれながら
「技は勿論、検査法だって、新たに作るだけ増えていくに決まっているじゃないか」
聞くまでも無い話だよな とボヤかれました。
ジグソーパズルに例えれば、ピースの数が少なく、
歪みの種類も検査も複雑になっていない勉強を始めたばかりの頃のつたない技術で
治療していた時も、型にはまった時は効果は高かった様に思います。
勉強していくにつれ、歪みのカテゴリーが増え、検査も技法も複雑になり、
難度の高いピース数の多いパズルを仕上げていく事が進化だと思ってきました。
しかし、最近、『筋出力の法則』『手のアーチ・足のアーチ』
を研究にしていくに従って、複雑化し過ぎた歪みの理論や技法が、
本質は凄くシンプルなものである様に思えてきました。
経験を経るにつれ、何も知らずに教わったまま行っていた頃と違い、自分(俺)流に
かみくだいていく事で、私流の歪みの診かた、技法が生まれてきています。
しかし、それらは、決して複雑なものでなく、
シンプルな形に集約されてきている事に気付かされるのです。
当院が行っています、[腱はじき術]というものは、戦国時代や江戸時代の
昔からある 格闘技『柔術』にルーツがあると云われています。
柔術には、相手を倒す『殺法』と同時に、
その稽古中に関節が動かなくなったり、筋腱が引き攣った時に応急処置をする
『活法』が伝わっておりました。
それは、-腱引き-と呼ばれ、柔術の各流派に受け継がれ、それぞれの柔術家が
武者修行にて各地を行脚し、一宿一飯のお礼に施術した事で、
全国的に広まったのだそうです。
私の使っている『腱はじき術』は、江戸時代の按摩術の一手法を
学んだものを応用しており、
腱引きの技術の教えを受けた方法ではありませんが、使いこなしていくうちに、
ルーツは柔術家に伝わっていた腱引きに有る様な気がしてきました。
それは、その即効力です。体が資本である柔術家にとって動けなくなった者を
いかに早く復活させるか、負傷した者を闘える状態にするかが重要であり、
臨床で行っても、筋・腱が痙攣しての痛みや関節の動きの悪くなった者には、
驚く程の即効性が有ります。
しかも、それは、格闘技やスポーツ傷害のみならず、
一日中パソコンやスマホに向かい、
同じ体勢、同じ操作を繰り返す事で起こる、腱の痙攣、関節の硬直を解くのに
とても良く効くのです。
但し、その優れた作用を残しつつ、昔に比べひ弱な身体になった現代人に対応すべく
研究を重ねて、マイルドに繊細な刺激にアレンジはしましたが、あくまでも、
活法としての特徴や即効性を重視し、シンプルに行うのがベストである
という結論に達しています。
手技療法家が 腱の弾き を取り入れようとされる場合、
「腱を弾いても歪みの調整力は 一時的で持続力が無い」
「腱の弾き方によっては、身体の細かいバランスが反って壊れるのでは？」
という理由で敬遠したり、複雑な方法にアレンジされたりする傾向がある様です。
ただ、元々活法―応急処置―に用いた方法を、細かい理論を加え過ぎて
細かい歪みの調整法に用い様としても、無理な部分はあります。
全ての症状に効果を求めるのではなく、
腱の痙攣による症状を速やかに改善する
という特徴を生かせる傷病に用いると その特徴が活かせます。
そして、コツさえ解れば、経験や才能に左右されずに、
効果を得る事ができます。
その特徴を最大限に活かせるシンプルさを重視しながら、
オリジナルの必要最低限のアレンジテクニックを加えて行なう様に心掛けております。
当院の〈アーチバランス整体〉〈腱はじき術〉は、健康保険の対象外となっております。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る！－江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ
- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
どうぞ 皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m
お知らせ 10月号予告通りでは 40歳代～向けの健康情報雑誌に『セルフ腱はじき』が掲載されます！ ［夢21］㈱わかさ出版 12月号 11/2（土）発売 特集 「手・肩・首 の しびれ・痛み」にて ―ばね指・腱鞘炎のセルフ腱はじき―という内容で、考案しました施術法の 記事を5ページにわたって掲載して頂けます♪ +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404 円
当院の〈アーチバランス整体〉〈腱賦活術〉は、健康保険の対象外となっております。
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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