顎関節症は あごの腱のけいれんである

口が開き難い・開けると痛い・開ける時に音がする、
物を噛むと顎が痛い、顎を動かすと耳の奥に痛みがある
これらは、顎関節症の症状です。

顎関節症の原因としては、関節円板という軟骨が挟み込まれて引っ掛かる事
と　言われてきましたが、それは結果であって、ほとんどの場合、
外側翼突筋の下頭の腱の痙攣による腱鞘炎の様なものである事が
わかってきています。

ストレスやパソコン画面を集中して見つめる時など、無意識のうちに
噛みしめており、噛む筋肉－咬筋にコリが発生し
けいれんを起こします。

又、歯ぎしりの様にギリギリとした動きが加わると、
食べ物を　磨り潰す働きを担う、外側翼突筋の上頭が
けいれんを起こします。

このように噛む筋肉の筋出力が大きくなると、口を開ける筋肉である
外側翼突筋の下頭の筋出力が働き難くなり、痙攣し症状を起こします。

これは、指の屈筋腱の筋出力が働き続ける事で、指の屈筋腱がけいれんを起こし、
指を伸ばすときにカクンという動きになる、ばね指の発生機転によく似てますね。
噛む筋肉は屈筋、口を開ける筋肉は伸筋で、
95％以上の人が屈筋の筋出力が大きくなる右側に発生するところも一緒です。

従って、ばね指が腱をはじく方法が効果があるのと同様に、
顎関節症も、外側翼突筋と咬筋の腱のけいれんを解く事で、
ほとんどの人が良くなります。

顎の場合、『指ではじくだけで肩の痛みが治る！江戸の秘術から生まれた凄ワザ』
で公開している咬筋の「セルフ腱はじき」など、自分で行う事もできます。

外側翼突筋は、本来触れにくい場所にありますが、けいれんすると
耳の穴の前方でシコリ状に触れることができ、施術に来ていただくと
これを弾いて緩めていきます。
症状やタイプにより、外側翼突筋の上頭と下頭を使い分けて用います。

これだけでも十分に効果がありますが、咬筋や外側翼突筋をコントロールする
胸椎1番の調整を加えるとさらに効果は上がります。



https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2016-02-19

https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2016-02-06

https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2016-12-15



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当院ホームページ　https://ma35.net/　



　
　　




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タグ：腱をはじいて緩める　古法按摩のけいれんを解く方法 朝に顎が痛い　口を動かすと耳の奥の痛み あごの痛み　顎を動かすと音がする