歪みの検査と歪みの観察

整体をする前に、歪みの観察と歪みの検査を行います。

それでは、歪みの観察と歪みの検査は、どんな違いがあるでしょうか？


歪みの観察は、自然の形・患者さんが自然で楽に思える体勢にて

体の歪みを調べる方法を言います。

それに対して、検査は、両上肢や両下肢を正中に合わせ、左右同じ条件にて

調べる方法を言います。


例えば、患者さんに仰臥位になってもらい、両下肢の状態を観察すると、

左右で外旋している側と内旋している側、外転している側と内転側があるのが

確認できます。

又、両下肢が体幹より左右どちらかに偏る様に曲がっている事もあります。


両下肢を正中に揃えて観察すると、大腿および下腿の内・外旋のみが現れます。

その為、爪先の立ち方、下肢の捻じる方向が、自然体で観た時と、

逆になっている事も多いです。


大腿の内・外旋、下腿の内・外旋は、　

〝捻れ系〟の歪み　であり、大腿の捻じれ方向が解ると、

〝捻れ系〟の筋肉、骨格、椎骨の歪みの情報が、的確に解ります。


従って、同じ様に下肢を観察しても、自然な状態で観るのは観察であり、

正中に揃えて観る方法は、検査　であると言えます。







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タグ：歪み 筋ツイスト