腸腰筋と一括りにしてはまずい―大腰筋と腸骨筋― [整体マニアック]
小菱形筋と大菱形筋を 一括りにして 緊張している、緩んでいると言うのが
まずい事については、2011.3.3 のブログにて、述べさせて頂きました。
https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2011-03-01
大腰筋と腸骨筋においても 同様な事が言えます。
股関節の屈曲筋である事、停止部が何れも小転子である、
緊張すると腰椎過剰前弯―反り腰 になる と言う共通点が多く、
<腸腰筋>として扱われる事が多い様です。
しかし、腸骨筋は〔重心系〕、大腰筋は〔流れ系〕の筋肉に分類され、
互いに緊張・弛緩 等の『相関性』は無く、作用も 似ていても全く違うのです。
調整においても、腸骨筋を整えても、大腰筋への調整力は働かず、
効果の『相関連動』は見られないので 注意が必要です。
<腸骨筋>は、腸骨上縁・腸骨窩の上に起始し、
緊張すると、腸骨を前傾させます。
腸骨筋は、足の中足骨頭のアーチが大きい側―非重心側―が緊張します。
腸骨の前傾により 背中を伸ばす筋肉―脊柱起立筋―が 過伸張されて
腰椎が前弯します。
それにより 出っ尻 即ち、お尻を後上方に突き出す立ち方になります。
腸骨筋の緊張により、腰椎が前弯するのは 腸骨前傾(AS)による為です。
腸骨筋が関わる 股関節の屈曲膝関節伸展位にての 股関節屈曲で
膝を伸ばして前方に サッカーボールを蹴る様な動きです。
重心足を軸足として、腸骨筋緊張側である利き足で蹴る、
重心系の動きになります。
<大腰筋>は、腰椎椎体に起始し、緊張すると、腰部では脊柱を伸展して、
下肢では 股関節を外旋し、大腿の筋肉を外旋(筋肉の流れ)させます。
その為、〔捻れ系〕に分類されます。
大腰筋の緊張側は、上腕も大腿の筋肉も外旋する為、
【万歳検査】の時に、大腰筋緊張側の肘が外にワレたり、
仰臥位にて緊張側の―膝がワレル―(膝が開いて外を向く)と言う現象が起きます。
大腰筋の過緊張により腰部が反り、腰椎が過剰前弯を起こします。
反り腰と言って、立つと 腰が前にめり込む様に反り、
下腹を突き出した立ち方になるのは、大腰筋の過緊張による影響が大きいです。
大腰筋が関わる 股関節の屈曲は、膝関節屈曲位にての 股関節屈曲で
胸の方に太ももを付ける様な動きで、この動きは股関節の回旋=捻じれを伴うので、
捻れの動きになります。
従って、
腸骨筋と大腰筋の緊張側が同側の人もいれば、緊張が逆側になる人もあり、
施術する場合にも、分けて考えて調整する必要があります。
又、大腰筋は〔捻れ系〕の椎骨である 腰椎1番と『相関』し、腸骨筋は〔重心系〕の椎骨である
腰椎3・4・5番と相関する為、施術の目標となる椎骨も異なってきます。
☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
どうぞ 皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m
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お蔭様にて、腱弾きに続き、筋捩り調整も、オファーを頂き商業出版でき 当院のオリジナル施術法―第2作目 2018年3月29日発売です 新刊タイトル 「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」もぜひご一読下さい。 タイトルをクリックして頂けますと、楽天ブックスに飛びます↓
岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院 058-252-3502 〔予約制〕 当院ホームページ https://ma35.net/
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まずい事については、2011.3.3 のブログにて、述べさせて頂きました。
https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2011-03-01
大腰筋と腸骨筋においても 同様な事が言えます。
股関節の屈曲筋である事、停止部が何れも小転子である、
緊張すると腰椎過剰前弯―反り腰 になる と言う共通点が多く、
<腸腰筋>として扱われる事が多い様です。
しかし、腸骨筋は〔重心系〕、大腰筋は〔流れ系〕の筋肉に分類され、
互いに緊張・弛緩 等の『相関性』は無く、作用も 似ていても全く違うのです。
調整においても、腸骨筋を整えても、大腰筋への調整力は働かず、
効果の『相関連動』は見られないので 注意が必要です。
<腸骨筋>は、腸骨上縁・腸骨窩の上に起始し、
緊張すると、腸骨を前傾させます。
腸骨筋は、足の中足骨頭のアーチが大きい側―非重心側―が緊張します。
腸骨の前傾により 背中を伸ばす筋肉―脊柱起立筋―が 過伸張されて
腰椎が前弯します。
それにより 出っ尻 即ち、お尻を後上方に突き出す立ち方になります。
腸骨筋の緊張により、腰椎が前弯するのは 腸骨前傾(AS)による為です。
腸骨筋が関わる 股関節の屈曲膝関節伸展位にての 股関節屈曲で
膝を伸ばして前方に サッカーボールを蹴る様な動きです。
重心足を軸足として、腸骨筋緊張側である利き足で蹴る、
重心系の動きになります。
<大腰筋>は、腰椎椎体に起始し、緊張すると、腰部では脊柱を伸展して、
下肢では 股関節を外旋し、大腿の筋肉を外旋(筋肉の流れ)させます。
その為、〔捻れ系〕に分類されます。
大腰筋の緊張側は、上腕も大腿の筋肉も外旋する為、
【万歳検査】の時に、大腰筋緊張側の肘が外にワレたり、
仰臥位にて緊張側の―膝がワレル―(膝が開いて外を向く)と言う現象が起きます。
大腰筋の過緊張により腰部が反り、腰椎が過剰前弯を起こします。
反り腰と言って、立つと 腰が前にめり込む様に反り、
下腹を突き出した立ち方になるのは、大腰筋の過緊張による影響が大きいです。
大腰筋が関わる 股関節の屈曲は、膝関節屈曲位にての 股関節屈曲で
胸の方に太ももを付ける様な動きで、この動きは股関節の回旋=捻じれを伴うので、
捻れの動きになります。
従って、
腸骨筋と大腰筋の緊張側が同側の人もいれば、緊張が逆側になる人もあり、
施術する場合にも、分けて考えて調整する必要があります。
又、大腰筋は〔捻れ系〕の椎骨である 腰椎1番と『相関』し、腸骨筋は〔重心系〕の椎骨である
腰椎3・4・5番と相関する為、施術の目標となる椎骨も異なってきます。
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- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
どうぞ 皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m
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- 価格: 1,404 円
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